「頼んだぜ、アンちゃん。」 帝の崩御から始まったヤマトの動亂。ヤマトの皇女・アンジュの毒殺未遂の嫌疑から追われる身となった右近衛大將・オシュトル。彼は戦いの末、仮面<アクルカ>の力を使い果たし、肉體と魂は世界の一部と化した。その別れ際、友であるハクにアンジュとネコネの未來を託す。 オシュトルから仮面と意思を託されたハクは、ハクとしての人生を捨て、唯一事実を知るネコネを除いた皆に正體を偽り、仮面とともにオシュトルとして生きることを選んだ。 そしてエンナカムイに逃れ、回復の兆しを見せたアンジュは、父である帝が殘した ...